◆ 鐘楼とは、まさにこれ | イタリアよもやま話

◆ 鐘楼とは、まさにこれ

昨日の記事の公衆浴場のあった町、トリノの近くのCHIERI(キエーリ)。


知り合い宅で、長い昼食とおしゃべりを楽しんだ後、
『この辺りの名所は?』
と聞くと、
○×教会だの、○×寺院だの、○×修道院だの、
といかにも見どころがいっぱいあるみたいに言います。

で、皆で実際に散歩に出てみました。

でも、はっきり言って・・・

全然おもろない、この町・・・

ジェラートも美味しくなかったし・・・(奢ってもらった人の言うこと?)

教会も特別なことないし、街並みも大したことないし、
唯一、へぇ・・・と思ったのは、昨日書いた公衆浴場と
この鐘楼↓。
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教会の鐘楼ですが、屋根が、ちょっと東洋風。三重の塔みたいですよね・・・。
変なの・・・。

夫いわく、ピエモンテ州の地方都市って、こういう何とも特色のない感じなんだって。
そう言えば、過去に行ったピエモンテ州の町中って、何処も
殺風景というか、写真が撮りたいという気持ちに全くならない町ばかりでした。

この際はっきり言うと、トリノの町並みだって・・・(強気に出たな)
お城とかはいいとして、他には別に・・・
『トリノといえばモーレ・アントネッりアーナモーレといえばトリノ』
というほど有名なあの塔も、
私の目からしたら、ただの不格好な無用の長物って感じですけど・・・。

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実際には↑これ以上のものではないモーレも、

行ってみると、中も殺風景で、見放されてほったらかしにされてるっていう感じ・・・
(なんや、行ったんやん・・・)

でも絵ハガキとかでは必要以上に美化されています↓。


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19世紀末に建てられた、この『世界一高いレンガ造りの塔(167m)』を町のシンボルにするしかなかったトリノ。

いかに、他には何も無いかってことです。
トリノは、エジプト博物館やキリストの
聖骸布が有名ですが、

それもトリノの歴史とは関係なく、後からこの町にやってきたものですからねぇ。


私はピエモンテ州の爽やかな空気と丘陵地帯が好きなので
『老後はピエモンテ州内のどこかの町!』
などと思っていましたが、撤回かも。
なんだかイタリアの町並みにしては味気ないんですよね・・・。