◆ ケフィアはヨーグルトではない | イタリアよもやま話

◆ ケフィアはヨーグルトではない


イタリアよもやま話

陸の方の大型スーパーの牛乳の並ぶ冷蔵庫の中に、
LATTE FERMENTATO=『発酵させた牛乳』
と書かれた隣国オーストリア製(ドイツ製?)の乳製品を見つけ、
オーガニックなのに250mlで70セントと安価だったことから、
興味半分でローファットのものを買ってみた。

発酵させた牛乳だなんて、初めてきいた。
ヨーグルトではなさそうだ。

早速家で開けてみると、ちょっとしゃびしゃびした、ヨーグルト飲料みたいな感じ。
昔、母が家で作っていたヨーグルトに味が似ている。
マイルドな酸味で悪くない。

ネットで検索してみると、
イタリアでは、lactobacillus bulgaricus と streptococcus termophilus
という2種類の菌で発酵させたものに限られてヨーグルトと呼ばれ、
他の菌が使われている場合は、ヨーグルトとは呼べないそうである。
でも、結局はヨーグルトと同じ、という説明。

朝食時に、食べようと出して、夫に
「これ、『発酵させた牛乳』っていうの、でも菌が違うから、ヨーグルトとは違うんだって」
と見せると、
「KEFIR・・・それ、体にとてもいいはずだよ」
と、私が外国の商品名と思いこんで目に入っていても読んでもいなかった文字を口にした。
(子音の多いドイツ語と知ると、最初っから脳が拒否してしまう・・・)
KEFIR!!!
日本のサイトで、しばしば見た、
あのケフィア・ヨーグルトやん!

日本で流行ったものがイタリアにもあって、ちょっと嬉しかった。
イタリアでは、ヨーグルトじゃないらしい・・・。

ちなみに今日、全く同じ商品を、ヴェネツィアのリアルト近くのオーガニック食品店で見た。
あのスーパーで、0,70ユーロだったものが、
ここでは、1,99ユーロで、堂々と売られていた。
ほとんど3倍の値段。
ボッタクリ。
ヴェネツィアでの生活は楽じゃない・・・。