◆ お正月・・・そしてバーゲン! | イタリアよもやま話

◆ お正月・・・そしてバーゲン!

信仰心って、ある程度ゆとりが無くては駄目なのか、
昨日のエピファ二ー、一応宗教上の祝日であるにもかかわらず、
バーゲンセールが6日に始まったということで、
どこのお店も開いていて、しかもどこも超満員の人、人、人・・・。
皆、待っていたのね、バーゲンを。
この分では、日曜日も結構開けてるお店が多いかも。

イタリアのバーゲンは期間が週によって決められています。
例えば、今年のヴェネト州は1月6日から2月28日までです。
期間を外れて、大っぴらに『セール!』なんて張り出すと、辛い罰金です。
こういうことまで決めちゃうから、本当の意味での自由競争がないんやんねぇ。
もちろん個人レベルのお店では、値引きはしていますが。

世の中には、バーゲンで素敵な物をゲットする人が多いのですが、
私はあまりバーゲンで掘り出し物を買うのが上手くないのです。
というか、何でも欲しくなる思春期の頃ですら、
『これを買おう!』と思って張り切って出かけて行く日に限って、
コレと思うものが無く、半日歩き回った挙句、
何一つ収獲もないまま帰りの阪急電車の人ごみにもまれて疲れ切る、
ということが多かったですね・・・。

上手く行くお買い物って、ノリが大切ですよね。
一緒に行くお友達にもよります。
友達によっては、こっちの購買意欲が高まる友達もいれば、
相手のペースに乗せられて、自分の見たいものが見れない、という人もいます。
じゃぁ、一人で気楽に見れば買う気になるか、というと、
日によっては、試着するくらいなら、面倒くさいのでいらん、という日もありますよね。

ことバーゲンとなると、永年の経験からいくと、
バーゲンを待っているとサイズが無くて結局手に入らない、ということが多く、
本当に気に入ったものは、秋のうちに定価で買って、
フルシーズン愛用することにしているのです。
高価な物でも、結局は使える期間が長い方が、
ましてや、安物なら、50%値引きされてても、結局はあまり変わらないので、
やっぱり気に入った時に、定価でも買います。

ただ、定価っていうのが、イタリアでははっきりしませんね。
同じ物でも、ヴェネツィアと陸地側のメストレでかなり違う値段がついていたりするんだから。
同じヴェネツィア内でも、玄関のローマ広場近くとサンマルコ付近では、全然違います。
去年も、ローマ広場近くで、気に入った靴があり、買おうかどうか決めかねていたのですが、
サンマルコへ行くと、全く同じ靴が30ユーロも高い値段で売られてるの見たので、
戻ってすぐに買いました。

こういう、定価の無さから、バーゲン時にイカサマする小売店も多いのですよ。
例えて言うと、
バーゲン前から70ユーロで売っていたものを、
100ユーロ→70ユーロ(30%引き!)
とかって平気でやってるお店も多いんだそうで・・・。
ローマを中心とする南イタリアで多いお話だそうです。
日頃から、ある程度の値段はチェックは必要ですね。