◆ バラの花びらのジャム | イタリアよもやま話

◆ バラの花びらのジャム

今朝、私の方が早く起きて、先に朝食を済ませた後、
夫が起きてきて、台所に行き、
叫んだ。
「え~!?このジャム開けちゃったの?」

イタリアよもやま話

夫が買ったバラの花びらのジャム。
普段は物やお金に寛容な夫が珍しいな、とも思ったが

「食べるために買ったんでしょう!?」
と居間から叫び返した。
だって、最近友達が山の家で作ってくれた美味しいジャムを、
仕事で2日留守にしているうちに
底から5mmくらい、申し訳程度に残して平らげたのは誰だ!
と言いたかったので、
夫が買って置いておいたのは知っていたが、
今朝黙って開けたのだ。
(断わっておくと、夫は私の物を何でも平気で黙って開ける。
私はあまりそういうことはしない。)

「だってこれ、10ユーロだったんだよ!!」
とまた叫んでる。
「朝ご飯に食べるようなジャムじゃないんだよ!!」

え?そんなにもしたの?それは驚き

中身は、ダマスカス・ローズの花びらと、砂糖とレモン、それだけ。

食べながら、
『この瓶で、一体いくつのバラの花が要ったんだろう』
と考えたことは確かだ。

さて、お味は、
上品なバラの香りがして、味を愛でるというよりも、
香りを楽しむジャムである。
お紅茶に入れたりするのがよいかもしれない。