イタリアの木の形は変
イタリアの小学生の描く絵を見ると、
必ず、木がほうきのような形で、
幹から突然何本もの枝が出ている絵を描く。
それもそのはず、イタリアの木は
実際にそんな形をしているのだ。
やはりこちらに住んでいた日本人の友達が、
「イタリアでは気候が違うから、木の形も違うのかな」
と言っていたのを思い出すが、
まさか、そんなはずがあるわけがない。
その証拠に人の手が入らない森や林の木は
日本のと同じ形だ。
こちらでは春先に木の枝を幹のところまで
バッサリ剪定してしまう習慣があるのだ。
毎年同じところまで切ってしまうので、
毎回はえるところは一緒。だから幹がやたら太くて、
そこから何本も細い枝が出る、
ほうきのような形になる。
(写真は北イタリアの田舎でよく見られる柳科の木。
葡萄のツルを支え木にくくりつける紐の役目を果たす
のが、この柳の柔らかくて細い枝。)
で、イタリア人の子供はそんな木を見て育つので、
木というとほうきみたいな絵を描く。
サバのスモーク
これはイタリアのものでも、料理法でもないのですが、
手軽でおいしいので取り上げました。
デンマーク産のスモーク鯖です。
イタリアではスーパーの冷蔵庫に真空パックになって
売られています。何でも手に入る日本のことだから、
絶対にあると思います。
プレーンのもの、
ペッパーのまぶしてあるもの、
香草各種がまぶしてあるもの、
の3種類が見られますが、私はプレーンのものを好みます。
鯖の油が全体に染みていて、スモークの香りとで、
なかなか美味しいご飯のおかずになります。
オーブンレンジで表面がパチパチいう位に3~4分暖める
と、かなり油分が滲み出ます。
(でも匂いが気になる人はホイルで包んで焼いた方がいい
かもしれません)
いくら青魚の脂肪分でも、このままではちょっとギトギト
していますから、キッチンペーパーか何かで吸い取って、
お皿に。お塩は効いていますが、プレーンのものだったら
お醤油をちょっとたらしても、いいと思います。
日本ではいくらするか知りませんが、こちら
では安価なもので、写真のもので1ユーロちょっとでした。
でもアジの開きや、秋刀魚の塩焼きが毎日美味しい日本米
と一緒に食べられるんだったら、私としてはそれが一番
幸せです。あぁ、羨ましい・・・・。
手軽でおいしいので取り上げました。
デンマーク産のスモーク鯖です。
イタリアではスーパーの冷蔵庫に真空パックになって
売られています。何でも手に入る日本のことだから、
絶対にあると思います。
プレーンのもの、
ペッパーのまぶしてあるもの、
香草各種がまぶしてあるもの、
の3種類が見られますが、私はプレーンのものを好みます。
鯖の油が全体に染みていて、スモークの香りとで、
なかなか美味しいご飯のおかずになります。
オーブンレンジで表面がパチパチいう位に3~4分暖める
と、かなり油分が滲み出ます。
(でも匂いが気になる人はホイルで包んで焼いた方がいい
かもしれません)
いくら青魚の脂肪分でも、このままではちょっとギトギト
していますから、キッチンペーパーか何かで吸い取って、
お皿に。お塩は効いていますが、プレーンのものだったら
お醤油をちょっとたらしても、いいと思います。
日本ではいくらするか知りませんが、こちら
では安価なもので、写真のもので1ユーロちょっとでした。
でもアジの開きや、秋刀魚の塩焼きが毎日美味しい日本米
と一緒に食べられるんだったら、私としてはそれが一番
幸せです。あぁ、羨ましい・・・・。
オペラ「リゴレット」の舞台:マントヴァ
マントヴァに仕事で行った。
3度目だが、冬は初めて。
北イタリアに位置する小さな町マントヴァは、
湖に囲まれた美しい城下町だ。
パルマやヴェローナに近いが、
ミラノと同じロンバルディア州に含まれる。
電車の便などが良くないせいか、
文化的に、華やかな舞台からは遠ざかっているようだが、
ヴェネト州から出てマントヴァを訪れると、
人も町並も気取ったところのない、それでいて
品がよく、一本筋が通っている感じを受ける。
観光地特有の胡散臭さがない、とでも言おうか。
イタリアの町では普通に見られることだが、
大きく分厚い一枚石を長く並べて敷いた、
日本人にとっては超贅沢な歩道が
この町では何故か一層私の目をひきつけた。
3度目だが、冬は初めて。
北イタリアに位置する小さな町マントヴァは、
湖に囲まれた美しい城下町だ。
パルマやヴェローナに近いが、
ミラノと同じロンバルディア州に含まれる。
電車の便などが良くないせいか、
文化的に、華やかな舞台からは遠ざかっているようだが、
ヴェネト州から出てマントヴァを訪れると、
人も町並も気取ったところのない、それでいて
品がよく、一本筋が通っている感じを受ける。
観光地特有の胡散臭さがない、とでも言おうか。
イタリアの町では普通に見られることだが、
大きく分厚い一枚石を長く並べて敷いた、
日本人にとっては超贅沢な歩道が
この町では何故か一層私の目をひきつけた。
バリ、イタリアのかかと
仕事でバリに行った。バリ島ではない。
プーリア州のバーリ。
1度目は夜行列車で、
2度目は車で、
今回は3度目、初めて飛行機で行った。
楽は楽だが、カルチャーショックがひどい。
やっぱり徐々に南下して
景色が変わるのに慣れていかないとダメなのか、
時間がかからないと、実感がないのか、
とにかく、北イタリアとの差に
一種のショックを受ける。
北から来ると、ここはほとんどアラブに近い。
郊外の廃家、
耕作されているのかされていないのか
よくわからない荒地、
白塗りの家・・・・。
もちろん人々の様子も大分違う。
バザールを思わせる迷路のような旧市街では、
一人歩きは危ないとイタリア人に言われたが、
この日はお祭りで、お偉さんでもやってくるのか、
警察があちこちに沢山いて、
まったく安心だった。
パン屋のフォカッチャ(切り売りのピザのようなもの)
は、3度目も同じ味。
ここのはイタリアで一番おいしいと思う。
プーリア州のバーリ。
1度目は夜行列車で、
2度目は車で、
今回は3度目、初めて飛行機で行った。
楽は楽だが、カルチャーショックがひどい。
やっぱり徐々に南下して
景色が変わるのに慣れていかないとダメなのか、
時間がかからないと、実感がないのか、
とにかく、北イタリアとの差に
一種のショックを受ける。
北から来ると、ここはほとんどアラブに近い。
郊外の廃家、
耕作されているのかされていないのか
よくわからない荒地、
白塗りの家・・・・。
もちろん人々の様子も大分違う。
バザールを思わせる迷路のような旧市街では、
一人歩きは危ないとイタリア人に言われたが、
この日はお祭りで、お偉さんでもやってくるのか、
警察があちこちに沢山いて、
まったく安心だった。
パン屋のフォカッチャ(切り売りのピザのようなもの)
は、3度目も同じ味。
ここのはイタリアで一番おいしいと思う。